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『江戸の風雅』 others

眼玉と歩いた

そのほかによかった作品


 新聞などでも紹介されていた狩野探幽『鸕鷀草葺不合尊降誕図』(うがやふきあえずのみことこうたんず)
 鶴の恩返しが想起される絵。こちらは「チョッ」って覗き見ちゃった感じ。
 山幸彦の左下から、タテ長の画面下まで続き、さらに横へ、下辺を縁取る波しぶきのかたち。
 おもしろい、とじっと見たら、草むらに赤ん坊っぽいものが。人面で気持ち悪い。アザラシ?(‥‥豊玉毘売の皇子(神武天皇の父)だという)


狩野安信『蘭亭曲水図屏風』
使い走りの童子を連れて遊んでいる絵。老若男男男。男たちだけの遊宴。王義之の文章の場面だというけれど、どんな需要があったのだろうか? 


会場で思ったこと、「犬がいない!」
あほそうなサギはいる。伝尾形光琳『白鷺図』
未来において、わたしなんかより、こいつが残るのだ。だいたい、もう数百年も残ってきたのだ。


林十江『飛鷹図』
 勢いよく飛び立つ、墨色のタカ。いい。数百年前のキッドだ(読売新聞連載の小説『川の光2 タミーを救え!』のキャラクター)


葛飾北斎『鯉図』およよ、という感じのコイ。


小泉斐(あやる)
 『画帖』オシドリ、カエル、ハス
 『龍に馬師皇図屏風』ボストン美術館展(東京国立博物館)のど迫力の曾我蕭白『雲龍図』を思い出した。
こちらは人が等身大。ぎょっとする。
「モダンだ」「たしかにモダンだ」と言い合う夫婦あり。
 『富岳全図巻』リアル。ペン画っぽい。奇々怪々、こわ〜い風景。当時の人は行きたくなったろう。


立原杏所『行徳夕照図』
 うまい。墨絵なのに、なぜか写真のように感じる。


金井烏洲『藤橋籠渡図』
 でかい大崖、きわめて深い谷。すごく旅行したくなるような壮大な絵。こわーい冒険のドキドキ感。群馬出身の人だという。